インフラ担当者にご教示頂いたこと

m4とm5の違い

m4m5 の違いはスケールアップではなくバージョンの違いです。 m4 系は Xen ベース、 m5 系は KVM ベースの Nitro と呼ばれる基盤で動いています。 元々、 A サーバは Amazon Linux 2 で構築していますが、 m5.large のインスタンスタイプが選べるので m5.large で構築しています。 CPUが良くなっていたり、 ENA が有効なことからNW周りのパフォーマンス、コストなど諸々考慮して新しいインスタンスタイプを選択している形です。

※m3.largeなど古いインスタンスタイプを使い続けていると、AWSサポートに問い合わせをした時に「新しいインスタンスタイプが推奨構成となっております」と回答されたりもするので、新しいインスタンスタイプで動かせるなら新しいインスタンスタイプで動かすのが良いとの考えです。

AWS EC2 Virtualization 2017: Introducing Nitro

Nitro システムを使用する Amazon EC2 インスタンスで、Amazon EBS 最適化インスタンスのパフォーマンスの高速化をサポート

インスタンスタイプについて

EC2は、インスタンスタイプの先頭文字列(英字)によってリソース特性が異なります。

m(汎用タイプ)
 CPU/メモリがそこそこのバランスで設定されている
r(メモリ最適化タイプ)
 CPU性能よりもメモリ容量が重視されている
c(コンピューティング最適化タイプ)
 メモリ容量よりもCPU性能が重視されている

その他、用途に応じて i とか o とか色々あるのでこの辺のドキュメントを読んでいただけると違いが解るかと思います。 また、インスタンスタイプの先頭文字列(英字)に続くインスタンスタイプのバージョンごとの違いについても一部補足が記載されているので、見てみると良いです。

参考: Amazon EC2 インスタンスタイプ https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/